
あらゆるところに存在するビッグデータに、AIの新技術が適用され、人々の生活に役立てるようにすることが、今、強く期待されています。そこで本委員会では札幌をベースに、特に挑戦のしがいがあるビッグデータ処理の問題を取り上げ、世界中の優秀な研究者・技術者たちにコンペの形で解決してもらうことを事業化することにしました。
「ビッグデータ・AIコンペ」の最初のテーマとして、この度、商品画像から商品名を推定する国際コンペティションを開催いたします。
スーパーマーケットやドラッグストア等の小売店の陳列棚を撮影した画像から、商品画像を切り抜いた画像セットを提供しますので、これらの画像から正しい商品を類推する仕組みを構築していただきます。
コンペは大きく2つのステージに分け、「ステージ1:アルゴリズム評価」「ステージ2:大規模データ評価」にて評価を行います。
ステージ毎に2回づつ課題を出題しますので、事務局から支給するデータセットを利用して各課題への回答を作成してください。
データは毎回増加していきますので評価の精度が高くなっていきます。手元の開発環境で判別を実行し、毎回その結果をアップロードしてください。
ステージ1、ステージ2、ともに優秀な方に賞金を授与します。
参加表明をした方に事務局からデータセット(小)を支給します。 (20商品 × 100画像)× 1カテゴリ + (5商品 × 100画像) × 3カテゴリの 合計3,500程度の画像セット ※画像数は多少の前後があります。
データセット(小)をもとに課題への回答データを作成し、別添の「技術提案書」と合わせて提出してください。
ステージ1の2回目の課題として(20商品 × 100画像)× 4カテゴリー=合計 8,000画像を支給しますので回答データを作成して送付してください。
ステージ1は小セットでのアイデア・アルゴリズム評価を重視し、 委員長賞(5万円)・優秀賞(3万円)を授与します。 ※賞金は「次ステージの、大規模データ計算のためのサーバー費用に利用して頂くことを想定していますが、必ずしもその用途に使うことを限定するものでは有りません
(125商品 × 100画像)× 4カテゴリー=合計 50,000画像支給
(250商品 × 100画像)× 4カテゴリー=合計 100,000画像支給
STAGE1アルゴリズム評価
審査基準:高精度を期待できる方式であること。実用性の高い技術構成であること。課題回答の採点結果の順位が上位であること。
※賞金は「次ステージの、大規模データ計算のためのサーバー費用に利用して頂くことを想定していますが、必ずしもその用途に使うことを限定するものでは有りません
STAGE2精度コンペ
審査基準:実用性を勘案し、精度:配点7、実行速度:配点2、更新性:配点1とします。
実行速度および更新性については、技術提案の内容を元に審査に当たる専門家が判断します。
AI研究者・AI技術者・データサイエンティスト(学生、個人・団体・法人は問いません)
ステージ | スケジュール | 応募方法・提出先等 |
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参加表明 |
7/31(金)締切 |
Webサイトからエントリーしてください。 |
STAGE1.1 (技術提案書) |
8/17(月)締切 |
別添の「技術提案書」に必要事項を記載の上、A4(縦)4ページ以内にまとめてください。絵や図表を用いても構いません。eメールに添付して提出してください。 提案書送付先:aicom@no-maps.jp |
STAGE1.1 (回答データ) |
8/17(月)締切 |
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STAGE1.2 |
8/31(月)締切 |
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STAGE1審査 |
9月中旬 |
STAGE1の回答データの精度評価および技術提案書によるアイデア・アルゴリズム評価 |
STAGE2.1 |
9/28(月)締切 |
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STAGE2.2 |
10/16(月)締切 |
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最終審査結果公表:10月下旬予定 |
札幌市立大学 中島秀之学長(審査委員長)
北海道大学大学院 川村 秀憲教授
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 伊藤博之代表取締役社長
スポンサー企業から1名
参加者は、技術提案フォーム等に書いた技術的なアイデアを、スポンサー企業が利用することを認めるものとします。なお、ステージ2の期間中に技術の変更・提案資料の再提出が行われた場合は、変更後のものについてもスポンサー企業に利用権が生じるものとします。
ステージ2の優勝者は、応募に用いた実行プログラム、設定値等、機能を再現するために必要な全ての技術を、スポンサー企業が無償で利用できる非独占的な権利を認めるものとします。なお、優勝者は開発技術を自由に転用できますが、学習済みデータを本コンペティション以外の目的で使用する事、及び他への開示する事は禁止します。